2015/12/17

「もう施設には帰らない2」の紹介




久々~の本の紹介です。

今回の本は「もう施設には帰らない2」。

平成14年12月「もう施設には帰らない 知的障害のある21人の声」という本が出版された。

それは、入所施設で長年暮らしていた知的障害のある人たちの言葉を本にしたものであり

様々なメディアでも紹介され、 おきな反響を呼んだ。

その、続編が本書である。



入所施設偏重路線を歩み続けてきたのが日本の障害者福祉である。

堀川は障害者福祉の道に入り40年が経過する

そのうちの20年が入所施設での仕事だった。

当時は、通所事業所などほとんどなかった。

そして、ほとんどの入所施設は人里離れた山の中にあり、一部屋に4~5人の生活。

プライバシーなどというものもなく、「地域」などとのかかわりもほとんどない

孤立した存在であった。


堀川はその20年間の経験の中で、疑問に感じてきたこと、

反省した事、うれしかったこと等々それらを踏またうえで、

日々の仕事をしていると言っていい。

だから、「地域」という言葉に大きなこだわりがある。

常に、「地域」からの視点を大切に仕事しているつもりである。

したがって、当然事業展開は「小規模地域点在型」でありたいし、

そうあるべきだと思うのだ。

「地域」のいたるところに「暮らす場」や「働く場」なとの

様々な機能があり、日常として当たり前に「障がいのある人・ない人のかかわりがある」

そんな、「地域」がいいと考えているからである。

障がい福祉の原点は「地域づくり」にあると言っていい。

障がいのある人たちが、地域でその人らしく生活するためには

「暮らす場」「働く場」「社会参加の場」「相談の場」の4本の柱が

「地域」にしっかりと根付くことが事が大切であると考えてのことである。


今、当法人の「暮らす場」では3名で暮らすグループホーム4棟と

サテライト1室を運営している。

今、全国で10万人が地域のグループホームで暮らしていると言う。

そして、ニーズは12万人あると言う。

もっともっと「地域での暮らし」を進める必要がある。

我、グルーブホームに暮らす知的障がいのあるKさんは45年間の

入所施設での暮らしから「地域」での暮らしを2年前から始めた。

Uさんは、精神病院の15年以上に及ぶ入院生活から当グループホームに暮らすようになった。

彼らは今「入所施設」や「病院」から「地域でのふつーの暮らし」をエンジョイしている。



そんな、「入所施設偏重」の障害福祉の課題について知り、考えたい人の

心に響く入門書として、本書をお勧めしたい。







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