2013/03/17

「一般社団法人須高障害者支援協会」を設立する

早いもので、もう3月も半ばとなった。そこで、お知らせするのが遅くなってしまったが、

3月1日付けで「一般社団法人須高障害者支援協会」を設立した事をお知らせいたします。

私共には、すでに「特定非営利活動法人まいぺーす」という法人があり 、今後この法人が

中心となってこの須高地域の障害福祉向上のための活動を行っていく予定です。

すでに、この4月より「もえぎ舎」という就労継続支援B型と生活介護を行う事業所の開設を

まじかに控えており、今その準備に忙しいところです。

なのに何故もう一つ法人の設立が必要と考えたのか・・・。

それは、今後様々な事業を展開するうえで、きちんとしたすみ分けが必要と考えての事なのです。

障害のある方たちが地域で、その人らしく生き生きと生活するためには

「暮らしの場」「働く場」「社会参加」の大きく分けて、その3つの支援が大切だと考えています。

それをどのように具体的に支援していくのかを考えたとき、先ほども書いたが

支援のすみ分けが大切であると考えたからなのです。

具体的には、「特定非営利活動法人まいぺーす」は今後「働く場・日中活動の場」を中心に

事業を進める法人と位置付け、今回設立した「一般社団法人須高障害者支援協会」は、

「暮らしの場」「社会参加」を中心に行う法人と位置付けた・・・というわけなのです。

もう少し具体的に書くと、居宅介護事業・グループホームやケアホーム・有償移送等の事業を

今回設立した法人できちんと行うことと位置付けたというわけなのです。

もちろん、それぞれがばらばらに事業を進めるのではなく、同じグループ法人として一体となり

有機的に事業を進めていくべきであると考えております。

いずれにしても、地域のニーズをしっかりと見つめ、地域において真に必要なことからコツコツと

あまりあせらず、しっかりと 事業を進めていきたいと考えています。

そんなわけでありますので、「まいぺーす」同様に「須高障害者支援協会」も、

何卒よろしくお願いします。尚、ホームヘージもできましたので、時々で結構ですので

ご覧になっていただけるとありがたいです。アドレスは http://sukou-shien.com/   です。

よろしくお願いします。


2013/03/10

「服巻智子さんの講演会」を聴きに行く



今日3月10日(日)長野市東部文化ホールにおいて

日本の代表的な自閉症支援のスペシャリストである「服巻智子さんの講演会」が開催され

聴きに行ってきた。

第1部が「自閉症スペクトラムの人たちの自立したくらしを支えるために」

~成人期、どういう大人でいてほしいか~  と題して

服巻さんの講演があった。


第2部が長野講演記念スペシャルトーク

~服巻さんに縁の深い信州在住のお2人を交えて~

「今があるから未来がある」

幼児期・学齢期・成人期

~いつからでも始められる理解のある支援~  と題して、

服巻智子さん

藤村 出さん (NPO法人SUN理事長)

日詰正文さん (長野県健康福祉部)

の3名によるスペシャルトークが行われた。


服巻さんのお話は、ご自分の佐賀県での実践 を通してのお話が中心であった。

佐賀県は、素晴らしい実践がなされていることに驚くとともに、長野県でもそのような実践が

なされることを期待したところである。

3人のお話は、それぞれの立場からのユーモアも交えた、楽しく有意義な話であった。

この講演会のチラシのタイトルに、

「この日の学びは、きっとスタートになる」とあった。その言葉の通りまさに新たなスタートと

なるような内容であったと感じられた。きっと、明日からの実践の糧となると・・・。

自閉症支援・服巻智子さんの「プロフェッシショナルとは・・・」

どんな時でも思いこんだものと違うやり方がある、違う価値観があるって考える事のできる人

という言葉が、とても印象に残った、そのような柔軟な考え方を持った服巻さんの考え方に

心の大きさを感じるとともに、そのような考え方の大切さを学んだ一日でもあった。