2013/06/18

「工賃アップリーダー育成研修」が開催される


昨日、6月17日(月)に標記の研修会が松本市で開催された。

前回この場で紹介させて頂いた「工賃向上計画セミナー」同様に

長野県健康福祉部障害者支援課と我が長野県セルプセンターが主催であったので

参加させて頂いた。

この企画は、昨年度より開催されるようになったもので、それぞれの事業所や地域の

文字通り、工賃アップのリーダーを育成するためのものである。

昨日は、自らリーダーとしての研修を受けたいと希望し、地域の事業化推進員さんも推薦した

精鋭、13名が県下全域から受講した。

この企画は、昨日が第一回で今年度一泊の合宿も含めつごう4回で行われる予定である。

昨日の第一回の内容は

 (1) 事業所連携の現状と地域リーダーに 求められる役割

    [ 講師: (株)FVP 代表取締役 大塚由紀子氏]

    ・オリエンテーション
    ・リーダーの役割
    ・工賃向上計画調査にみるリーダー像

 (2) 事例発表

    [ 講師: (社福) みなと福祉会 管理者 森脇 拓恵氏]

    ・工賃向上プロジェクトを通じてのリーダーシップ

 (3) 事業所工賃向上&リーダー力アップワークショップ

    [ 講師: (株)FVP 代表取締役 大塚由紀子氏]

    ・見学・研修の気づき
     ・工賃向上を実現するためのリーダー力アッププランの作成

という、とても内容の濃い研修であり、オブザーバーとして参加の私であったが

多いに勉強になり、あらためてリーダーのあり方について考えさせられた。

いろいろと書きたいことは山ほどあるのだか、研修の最後に大塚氏が教えてくれた

リーダーシップについて、それと研修の中で言われて大切なことだと思った言葉を

記しておこう。


 < リーダーシップ >

  一定の目標を達成する為に組織をあるべき方向に向かわせる
  影響力を行使すること。

 < 発揮する為の能力 >

  1. 方向性と目標を提示する力 + ついてくる人 (一人でも多くふやす)

  2. 動機付け力

  3. 実行力

以上の事である。

それと、大切だと思った言葉 「 我以外皆我師 」 という言葉だ。

誰も答えは教えてくれない、我以外皆我師 と考えよと !

堀川もそうであらねばと、しみじみと感じた言葉である・・・

 



    

2013/06/12

「安心して絶望できる人生」の紹介

                                                   
本当に、久々本の紹介をさせて頂くことにする。

下の写真のとおり「安心して絶望できる人生」である。

この本のタイトルを見ると、一瞬何かの間違いなのかと思うようなタイトルである。





実はこの本は、だいぶ以前に買い求め読んだ本なのですが (平成18年11月10日 発行)

つい最近になり、また読み返してみたというわけです。

読み返してみて、あらためて「べてるの家」の活動の素晴らしさを実感したのです。

著者は、向谷地生良 氏 と「浦河べてるの家」の方々である。

そもそも、「べてるの家」ははっきり覚えていないが、かなり前に

「ベリー・オーディナリー ・ピープル」という全8巻からなるビデオを見たのが始まりで

それが、キッカケとなって「べてるの家」のファンの一人となったのだ・・・。

その後「べてるの家」の関係する書籍等はほとんど読んでみて、ますますファンとなった

堀川なのであります。

標題の本は、この本より以前に発行された『べてるの家の「当事者研究」』という本の

続編と言えるもので、本の「まえがき」にも書かれているが、

その「当事者研究」という実践活動に貫かれている理念が「降りていく生き方」であり、

本のタイトルとなっている「安心して絶望できる人生」ということなのだということです。

本は三部構成となっていて、


  第一部 自分自身で、共に   ― 弱さを絆に、苦労を取り戻す ―

  第二部 「弱さの情報公開」を始めよう   ― 「当事者研究」の実際 ―

  第三部 苦労や悩みが人をつなげる

となっている。


私が「べてるの家」のファンになったもう一つのきっかけは、その理念が大好きで

活動の根底に、しっかりとその理念が貫かれているからでもある。

< 理念集 > を紹介しよう。

・三度の飯よりミーティング

・安心してさぼれる職場づくり

・自分でつけよう自分の病気

・幻聴から幻聴さんへ

・そのまんまがいいみたい

・弱さを絆に

・場の力を信じる

・手を動かすより口を動かせ

・それで順調

・弱さの情報公開

・利益のないところを大切に

・偏見差別大歓迎

・昇る人生から降りる人生

・苦労を取り戻す

               などなどなのです。いいでしょ !

今回紹介した本はもちろん、みなさんもぜひ「べてるの家」関係の本を手に取って

ご覧いただきたい。

あなたもファンの一人になるかも~? なのです。
           


2013/06/06

「もえぎ舎」の作業のご紹介


「もえぎ舎」では、手工芸を

中心にした自主製品作りを

行っている。

今日は、その一つである

「革製品」をご紹介いたします。

左上の写真が、名刺入れと

同じデザインのノートカバー

です。




下の写真が、ペンケースの同じもの2つと上の写真とデザインが違う名刺入れです。

どれも、型紙から丁寧に革を切り、ひとつひとつ手作業で縫いあげて作ったものです。

どれも上質な革を使用しているので、使えば使うほど馴染み味が出てくる一品物です。

皆さんにも、ぜひ手に取り上質な仕上がりを見ていただきたい製品たちなのです。

近いうちに、我が「NPO法人まいぺーす」のホームページで値段も含め、もう少し詳しくご紹介

したいと考えており、その準備を進めているところです。少々お待ちください。


この他に「もえぎ舎」では

「絞り染め」「胡桃塗」や

「無垢の木を使ったテーブル」

等々のいろいろな種類の

作業を 行っています。

そして、利用者さんたちは

それぞれに自分が取り組み

たい作業を自分で選択し

行います。

ですから、支援者はできるだけ指示や助言を少なくするように心がけ、作る人が心から楽しめ、

やりがいを持てるようにします。

一つの製品が出来上がった時の達成感を大切にした、付加価値の高い製品作りを目指して

取組んでいます。

「もえぎ舎」も正式開所しやっと1か月が過ぎたところです。まだまだ手さぐり状態の毎日ですが

利用者も支援者も皆一つになり日々過ごしております。

皆様も、お近くにおいでのおりには、ぜひ「もえぎ舎」にお立ち寄りください。

一同、心よりお待ちしております。

次は、「絞り染め」の紹介でもしようかな~。



2013/06/04

「もえぎ舎」給食が始まりました


「もえぎ舎」では、先月の末に

厨房の改修と設備工事が

完了し、食事提供の準備が

整った。

というわけで、昨日からみなさん

待望の給食が始まった。

昨日は、チョット都合があって

食べに行けなかったのだが、

記念すべき第1回目の

メニューはみなさん大好きなカレーだったとのこと。

今日はぜひ食べたいと思い、都合をつけ「もえぎ舎」へG O~ !

本日のメニューは、サバの味噌煮・マカロニサラダ・すまし汁・オレンジ・ごはん。

皆と一緒においしい昼食をいただいたのです。

もらって来るのを忘れてしまったが、利用者さんが作ってくれた「献立表」は写真も入って

とてもわかりやすかった。明日の主菜はマーボー豆腐だったかな ?

明日も食べにいこうかな~。








2013/06/03

「もえぎ舎」に咲いた野菜たちの花


 「もえぎ舎」の建物の回りの

僅かな土地に生活介護の

メンバーさんと職員で

いくつかの野菜の苗を植えた。

その野菜たちが元気に育って

いよいよ花をつけた。

エンドウにキュウリそれと

ミニトマト。

もう少しすると収穫が

できるかも。 はれて収穫ができたら、給食にだせるように施設で買い上げて、

生活介護の利用者さんの工賃になったらいいな~と考えているのです。


ここ数年、何かと忙しく

私自身に心のゆとりもなく

過ごして来てしまった。

だから、きれいな景色や

花などゆっくりと見ることもない

日々を送ってきた。

でも、こうして野菜の花を

ゆっくり見てみたら、

とても可憐で美しい花たち。

チョット大げさかもしれないが

久々に感動した・・・。


私も少し、心のゆとりが

できつつ

あるのかもしれないと、

この写真 を撮りながら思った。

これらかの人生

心穏やかな日々を送りたい

ものだ。